カナダでその日ぐらし20年男、絵と写真の制作メモ
あちこち、フラフラ

息子は今年26歳になるのだけど

半年、仕事でブリュッセルに滞在したことをフルに利用し

毎週末ヨーロッパの各地を旅しまくっていた。

金曜の夜になると独りで飛行機に飛び乗るのだ。

ロンドン、パリ、ストックホルム、リスボン、ウィーン、モスクワ..

今回の南イタリアの旅はまるまる2週間使っての

言わばヨーロッパの旅の締めくくり。

 

自分が彼の歳には東京で仕事ばかりで旅する余裕などなかった。

毎晩、仕事が終わると呑み歩いていた思い出しかない。

ま、それはそれで意味があったし学んだことも多かった。

旅することから学ぶこともあるし

呑み歩くことから学ぶこともあると思う。

 

自分の場合も結局、30歳を過ぎて日本を飛び出してしまった。

そして今も、カナダの西の端にとりあえず住んでるだけで

自分の人生の展開が変わる潮目をどこか持ってる感覚がある。

もう家を買うつもりもないし、いつでもどこにでも

移動できるように身軽でいたいと思っている。

本もほとんど捨てたし、持ってるモノも少ない。

 

親子揃って、そんな性格なのかも知れないなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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南イタリー

息子が2週間、親友と南イタリアを旅してきた。

昨日、その写真を送ってくれたので、一部を紹介します。

思ったよりも良い写真が多くて、びっくり。

私の写真よりも、断然いいです。

さすがにフルサイズのカメラ。何でも旅行の前に手に入れたらしい。

何だか、私もフルサイズ、ちょっと欲しくなった。

うーん、危ないなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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北の川

 

 

北の川へキャンプへ行った。

川と言えば、もちろん釣りが絡んでくる。

川の側のキャンプサイトに寝泊まりして終日ピンクサーモンを釣っていた。

キャンプサイトの周辺には町もコンビニもガスステーションもない。

食料と水を持ち込み、釣ったサーモンを料理した。

 

 

 

 

ブラックベアを沢山見た。

人間を怖がるので、鉢合わせしない限りわりと安全。

最近の日本のクマは凶暴で人を襲うらしいけど

ここは彼らの餌のサーモンが沢山あるので

人を襲うことはないらしい。

 

 

 

 

大きな白頭鷲も沢山見た。広げた翼は1メートルを超える。

浅瀬のサーモンを上空から狙っていた。

エルクのファミリーが川を渡っていた。エルクは巨大な鹿だ。

ここは完全に動物たちのテリトリーだった。

 

 

 

 

川は透明度がとても高く、サーモンの群れがはっきりと見える。

ひとつのプールに何百匹とひしめいていた。

フィッシャーマンズ・パラダイス。

あ、そういえば川の名前はアダム・リバーとイブ・リバー。

アダムとイブの禁断の楽園。

 

 

 

 

 

 

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ガウディの窓

 

 

ガウディ、おまけ篇です。

 

ガウディの建物を見ていて、とても気になったのが様々な窓。

そのデザインは彼がスケッチを起こして職人に指示したと思われる。

建物の装飾性に関しては、ガウディの場合、インテリア、エクステリアを含め

かなり広範囲に責任を自ら負っている。トータルですべてやるという考え方。

門のデザインなどアイアンワークも含まれていて、そのこだわりにはほんとに驚く。

そしてひとつひとつのデザインが大胆で緻密、

人の意表を突きながら、彼のスタイルで一貫しているのだ。

最初に建物のコンセプトと構造のアイデアがあると思うのだけど、たぶん

スケッチを描きながら、すでに細部のデザインイメージもトータルに考えている。

ディテールに魂は宿るという言葉どうりですね。

 

 

 

 

 

 

 

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グエル公園

 

 

 

 

さて。ガウディ、そろそろ終わりかな。

 

最後はグエル公園。ガウディがデザインした市内を見渡せる丘に上にある公園。

元々は60戸ほどの戸建て住宅地として計画されたものらしい。

ガウディのスポンサーだったグエル氏が金を出して作り始めたのだけど

家があまりに奇抜だったため、販売の見とうしが立たず2軒作っただけで計画は頓挫。

その2軒にはガウディとグエル氏がそれぞれ住んだという。

その後、他の家は建たず、公園になった。

 

 

 

 

この物件はガウディにとっては初の土木工事的なプロジェクトだ。

建物ではない公共のための空間デザイン。

斜めの柱で支えられた遊歩道のデザインはガウディならではのアプローチ。

中央にある有名な20本のコラムで支えられた屋根には波状にモザイクのベンチ。

彼がこの場所に集う人たちのことを想い、共有する心地良い空間を

作ろうとしたことがよく理解できる。

 

 

 

 

門の脇には小さな門番の家とも言える家が二つ。

お菓子の家を連想させるデザインはジョークではなくて彼が真剣に考えたものだ。

モザイクの屋根を眺めているとこちらの頭がクラクラしてくる。

もう普通の人の感覚を完全に超えていますね。

 

 

 

 

 

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バルセロナのホテル

 

 

 

バルセロナでは普通のホテルではなくてアパートメントスタイルのホテルに宿泊。

200年前の古いビルをモダンに改装してあり、とても過ごしやすかった。

このエリアは古い旧市街でまるで迷路。でも歩いていると小さなレストランやカフェ、

パン屋さん、果物屋さんがあってとても便利。

ホテルの前の煤けた小さな路地とこの建物の中のギャップが凄くてかなり驚いたけど。

 

エクストラのベットを入れて貰い、3人でも十分な広さ。

キッチンと冷蔵庫があると簡単な朝食やランチが取れるのでかなり便利。

このホテルは海辺の大きな通りからちょっと内側に入った

旧市街の細い路地にあり、どこに行くにも都合がよかった。

ガウディの二つのアパートメントもここから歩いて10分だった。

ピカソ美術館も10分ほどで行けた。バルセロナ観光にはおすすめ。

ファミリーで使えてこのプライスはお得です。

 

 

 

 

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カサ・バトリョ

 

 

さて、再びバルセロナのガウディに戻ります。

 

カサ・バトリョはカサ・ミラとすぐ目と鼻の先にある集合住宅。

こちらは「骨の館」と呼ばれたように人間や動物の骨を連想させるデザイン。

確かに外側の窓枠デザインの曲線は腰の骨や大腿骨を連想させる。

スイス人アーティストのEHギーガーは、同じようなモティーフを使うけど

もしかしたらガウディからインスパイアされたのかもしれないね。

外壁の素材は石なのだけど、それぞれのピースを削り磨いて組み合わせている。

外壁そのものが巨大な彫塑というべき芸術作品だ。

建物の半分から上はデザインが異なり、モザイクのタイルで覆われている。

これもガウディのトレードマークでよく使われる素材。

曲線の屋根は鱗状でトカゲの背中を連想させる。

この建物はカサ・ミラと較べて、より動物的で悪く言えばかなりグロい。

好き嫌いがはっきりと分かれるかもしれない。私は結構、好きでした。

 

 

 

 

 

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何もしない

 

 

 

今回、スペインの旅はバルセロナでガウディを見ることをメインに考えていた。

St. pol de mairという何もない小さな海岸の町で4日過ごしたのは、実は家人の希望。

しかもこの町を選んだのはバルセロナから1時間も列車に乗れば

ツーリストは少ないだろうという理由だけ。なんせホテルも町に古いのが一軒だけだし。

実際、この町に避暑にくるのはスペイン人がほとんどで外国人は見なかった。

 

 

 

 

それは彼女が子供の頃から毎年夏はメイン州の海岸で過ごしてきたということが大きい。

彼女にとっての夏休みとは、ただ毎日バスタオルや飲み物、

本を持ってビーチへ行き、昼にはコテージに戻りサンドイッチを食べ、昼寝して、

またビーチへ、ということを繰り返すことなのだ。

 

 

 

 

自分も東側にいるときにメイン州の海岸で何度も夏を過ごしていたので

今回、彼女からのこのアイデアには即賛成したのだ。

実際、朝起きて朝食を食べるとビーチに出かけ、

昼過ぎのランチの後はホテルのプール脇で昼寝、体が火照ったら

プールで冷やすということの繰り返しで4日間が過ぎていった。

バルセロナの喧噪の疲れを癒し、頭に新たな情報を入れずに

ただ海と青い空、浮かぶ雲を眺めていたのだった。

 

 

 

 

ひとつの旅行の中でもオンとオフ両方取り入れることは案外に大切だと思う。

特に日本人の場合は生真面目な国民性ゆえ、どうしても詰め込み型の旅行になりがち。

見物する場所をスケジュールにぎっしり詰め込んだ旅行ほど、

案外に記憶に残らなかったりするしね。

 

 

 

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海辺の小さな町

 

 

 

 

海辺の古いホテルで目が醒めた。6時少し前。

太陽はまだ昇っていないけど、カーテンの隙間から見える薄いブルーの空。

ディヒューズされた朝の光が写真向きだと思いでカメラを持って散歩することに。

ホテルの外に出てすぐ古い教会へ通じる坂道がある。

かなり急勾配な坂をゆっくりと歩く。坂の上にある教会はとても素朴な作りで

かなり古い時代のものらしい。門の手前に教会の由来を書いた簡単なボードがあり

作れたのは935年とあるから1000年以上も前の建物だ。

教会のテラスからは小さな町と地中海が一望できる。

 

 

 

 

教会の坂を下りて小さな町のメインストリートへ。

まだ朝早いので通りの店はすべて閉まっている。

海岸ギリギリまで小高い丘が迫っているため、町は坂道だらけ。

白壁とオレンジ色の瓦を使ったスパニッシュ・スタイルの小さな家々。

 

 

 

 

 

 

 

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カサ・ミラ

 

 

 

カサ・ミラはガウディが手がけた集合住宅だ。

市中央の目抜き通りの角地にある建物は、直線は一切使われなず波のような

曲線で構成されている。海をイメージに建築されたと言われる。

彼は設計図は描かずに、10分の1ほどのモデルを制作して現場で職人たちとやり取りし

ダイレクトに建築を進めたらしい。それで構造的な不具合など生じなかったのか、不思議だ。

建築作業はミリ単位の誤差が大きな歪みとなり、建築強度などに影響すると思うのだけど。

 

 

 

 

内部は階段の装飾、手すりのデザイン、ドア回りのモールディングなど

ガウディならでの癖のあるもので、彼の仕事はインテリアを含めた

トータルなものだということが理解できる。アパート内部の間仕切りも

四角ではなくて有機的な曲線になっていて、洞窟の空間を移動しているような感覚がある。

現代人にとって決して明るく過ごしやすい空間ではないのだけど、

母親の体内にいる子供のような安心感に包まれる。

 

 

 

 

屋上には奇妙な彫刻群がある。

階段や排気塔などの機能もあるらしいけど、その意図は装飾的なものだ。

建築から逸脱した立体芸術。これらの塔のモチーフは彼の他の建物である

ダグラダ・ファミリアやカサ・バトリョに共通するするものだ。

彼は建物の屋根の上に奇妙な形のオブジュを乗っける癖がある。

曲線で構成される有機的なデザインは妙な力を持ち観る側に迫ってくる。

例えばこれらを彫刻の森美術館へ置いても、他の作品を圧倒するのではないか。

 

 

 

 

植物が成長する際に生じる曲線ラインや動物の骨のライン、貝殻の渦巻き模様、

蜂の巣の模様など、自然の中にある形から影響を受けたガウディの建築デザイン。

奇抜でありながら観る側の内側にスッと滑り込むその形は

私たちがそれをすでに知覚しているものだからだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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