カナダでその日ぐらし20年男、絵と写真の制作メモ
ガウディの窓

 

 

ガウディ、おまけ篇です。

 

ガウディの建物を見ていて、とても気になったのが様々な窓。

そのデザインは彼がスケッチを起こして職人に指示したと思われる。

建物の装飾性に関しては、ガウディの場合、インテリア、エクステリアを含め

かなり広範囲に責任を自ら負っている。トータルですべてやるという考え方。

門のデザインなどアイアンワークも含まれていて、そのこだわりにはほんとに驚く。

そしてひとつひとつのデザインが大胆で緻密、

人の意表を突きながら、彼のスタイルで一貫しているのだ。

最初に建物のコンセプトと構造のアイデアがあると思うのだけど、たぶん

スケッチを描きながら、すでに細部のデザインイメージもトータルに考えている。

ディテールに魂は宿るという言葉どうりですね。

 

 

 

 

 

 

 

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グエル公園

 

 

 

 

さて。ガウディ、そろそろ終わりかな。

 

最後はグエル公園。ガウディがデザインした市内を見渡せる丘に上にある公園。

元々は60戸ほどの戸建て住宅地として計画されたものらしい。

ガウディのスポンサーだったグエル氏が金を出して作り始めたのだけど

家があまりに奇抜だったため、販売の見とうしが立たず2軒作っただけで計画は頓挫。

その2軒にはガウディとグエル氏がそれぞれ住んだという。

その後、他の家は建たず、公園になった。

 

 

 

 

この物件はガウディにとっては初の土木工事的なプロジェクトだ。

建物ではない公共のための空間デザイン。

斜めの柱で支えられた遊歩道のデザインはガウディならではのアプローチ。

中央にある有名な20本のコラムで支えられた屋根には波状にモザイクのベンチ。

彼がこの場所に集う人たちのことを想い、共有する心地良い空間を

作ろうとしたことがよく理解できる。

 

 

 

 

門の脇には小さな門番の家とも言える家が二つ。

お菓子の家を連想させるデザインはジョークではなくて彼が真剣に考えたものだ。

モザイクの屋根を眺めているとこちらの頭がクラクラしてくる。

もう普通の人の感覚を完全に超えていますね。

 

 

 

 

 

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バルセロナのホテル

 

 

 

バルセロナでは普通のホテルではなくてアパートメントスタイルのホテルに宿泊。

200年前の古いビルをモダンに改装してあり、とても過ごしやすかった。

このエリアは古い旧市街でまるで迷路。でも歩いていると小さなレストランやカフェ、

パン屋さん、果物屋さんがあってとても便利。

ホテルの前の煤けた小さな路地とこの建物の中のギャップが凄くてかなり驚いたけど。

 

エクストラのベットを入れて貰い、3人でも十分な広さ。

キッチンと冷蔵庫があると簡単な朝食やランチが取れるのでかなり便利。

このホテルは海辺の大きな通りからちょっと内側に入った

旧市街の細い路地にあり、どこに行くにも都合がよかった。

ガウディの二つのアパートメントもここから歩いて10分だった。

ピカソ美術館も10分ほどで行けた。バルセロナ観光にはおすすめ。

ファミリーで使えてこのプライスはお得です。

 

 

 

 

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カサ・バトリョ

 

 

さて、再びバルセロナのガウディに戻ります。

 

カサ・バトリョはカサ・ミラとすぐ目と鼻の先にある集合住宅。

こちらは「骨の館」と呼ばれたように人間や動物の骨を連想させるデザイン。

確かに外側の窓枠デザインの曲線は腰の骨や大腿骨を連想させる。

スイス人アーティストのEHギーガーは、同じようなモティーフを使うけど

もしかしたらガウディからインスパイアされたのかもしれないね。

外壁の素材は石なのだけど、それぞれのピースを削り磨いて組み合わせている。

外壁そのものが巨大な彫塑というべき芸術作品だ。

建物の半分から上はデザインが異なり、モザイクのタイルで覆われている。

これもガウディのトレードマークでよく使われる素材。

曲線の屋根は鱗状でトカゲの背中を連想させる。

この建物はカサ・ミラと較べて、より動物的で悪く言えばかなりグロい。

好き嫌いがはっきりと分かれるかもしれない。私は結構、好きでした。

 

 

 

 

 

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何もしない

 

 

 

今回、スペインの旅はバルセロナでガウディを見ることをメインに考えていた。

St. pol de mairという何もない小さな海岸の町で4日過ごしたのは、実は家人の希望。

しかもこの町を選んだのはバルセロナから1時間も列車に乗れば

ツーリストは少ないだろうという理由だけ。なんせホテルも町に古いのが一軒だけだし。

実際、この町に避暑にくるのはスペイン人がほとんどで外国人は見なかった。

 

 

 

 

それは彼女が子供の頃から毎年夏はメイン州の海岸で過ごしてきたということが大きい。

彼女にとっての夏休みとは、ただ毎日バスタオルや飲み物、

本を持ってビーチへ行き、昼にはコテージに戻りサンドイッチを食べ、昼寝して、

またビーチへ、ということを繰り返すことなのだ。

 

 

 

 

自分も東側にいるときにメイン州の海岸で何度も夏を過ごしていたので

今回、彼女からのこのアイデアには即賛成したのだ。

実際、朝起きて朝食を食べるとビーチに出かけ、

昼過ぎのランチの後はホテルのプール脇で昼寝、体が火照ったら

プールで冷やすということの繰り返しで4日間が過ぎていった。

バルセロナの喧噪の疲れを癒し、頭に新たな情報を入れずに

ただ海と青い空、浮かぶ雲を眺めていたのだった。

 

 

 

 

ひとつの旅行の中でもオンとオフ両方取り入れることは案外に大切だと思う。

特に日本人の場合は生真面目な国民性ゆえ、どうしても詰め込み型の旅行になりがち。

見物する場所をスケジュールにぎっしり詰め込んだ旅行ほど、

案外に記憶に残らなかったりするしね。

 

 

 

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海辺の小さな町

 

 

 

 

海辺の古いホテルで目が醒めた。6時少し前。

太陽はまだ昇っていないけど、カーテンの隙間から見える薄いブルーの空。

ディヒューズされた朝の光が写真向きだと思いでカメラを持って散歩することに。

ホテルの外に出てすぐ古い教会へ通じる坂道がある。

かなり急勾配な坂をゆっくりと歩く。坂の上にある教会はとても素朴な作りで

かなり古い時代のものらしい。門の手前に教会の由来を書いた簡単なボードがあり

作れたのは935年とあるから1000年以上も前の建物だ。

教会のテラスからは小さな町と地中海が一望できる。

 

 

 

 

教会の坂を下りて小さな町のメインストリートへ。

まだ朝早いので通りの店はすべて閉まっている。

海岸ギリギリまで小高い丘が迫っているため、町は坂道だらけ。

白壁とオレンジ色の瓦を使ったスパニッシュ・スタイルの小さな家々。

 

 

 

 

 

 

 

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カサ・ミラ

 

 

 

カサ・ミラはガウディが手がけた集合住宅だ。

市中央の目抜き通りの角地にある建物は、直線は一切使われなず波のような

曲線で構成されている。海をイメージに建築されたと言われる。

彼は設計図は描かずに、10分の1ほどのモデルを制作して現場で職人たちとやり取りし

ダイレクトに建築を進めたらしい。それで構造的な不具合など生じなかったのか、不思議だ。

建築作業はミリ単位の誤差が大きな歪みとなり、建築強度などに影響すると思うのだけど。

 

 

 

 

内部は階段の装飾、手すりのデザイン、ドア回りのモールディングなど

ガウディならでの癖のあるもので、彼の仕事はインテリアを含めた

トータルなものだということが理解できる。アパート内部の間仕切りも

四角ではなくて有機的な曲線になっていて、洞窟の空間を移動しているような感覚がある。

現代人にとって決して明るく過ごしやすい空間ではないのだけど、

母親の体内にいる子供のような安心感に包まれる。

 

 

 

 

屋上には奇妙な彫刻群がある。

階段や排気塔などの機能もあるらしいけど、その意図は装飾的なものだ。

建築から逸脱した立体芸術。これらの塔のモチーフは彼の他の建物である

ダグラダ・ファミリアやカサ・バトリョに共通するするものだ。

彼は建物の屋根の上に奇妙な形のオブジュを乗っける癖がある。

曲線で構成される有機的なデザインは妙な力を持ち観る側に迫ってくる。

例えばこれらを彫刻の森美術館へ置いても、他の作品を圧倒するのではないか。

 

 

 

 

植物が成長する際に生じる曲線ラインや動物の骨のライン、貝殻の渦巻き模様、

蜂の巣の模様など、自然の中にある形から影響を受けたガウディの建築デザイン。

奇抜でありながら観る側の内側にスッと滑り込むその形は

私たちがそれをすでに知覚しているものだからだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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サグラダ・ファミリア

 

 

 

 

バルセロナ市内のガウディの建物には世界中から沢山の人が訪れる。

私は今回、サグラダ・ファミリア、カサ・バトリョ、カサ・ミラ、グエル公園に

行ってみたのだけど、どこも長蛇の列だった。

世界中の人たちがガウディの作品を観にやってくるのだ。

バルセロナ市にとってはほんとに大きな観光資源なのだと思う。

1人の天才の仕事が今もバルセロナの経済を大きく支えているのだ。

もっともサグラダ・ファミリアの入場料は、今まだ続く建築費用にぶち込まれているから

市がそれによって潤うことはないのかもしれないけど。

 

そのガウディ、今回初めて4カ所ほど急ぎ足で廻ったのだけどやはり衝撃的だった。

特に最初に観たサグラダ・ファミリアの東側のイエス生誕を描いたサファードには釘付け。

建築物として観るべきなのか、巨大な彫塑の壁として観るべきなの、混乱してしまう。

凄まじいばかりの表現のカオス。教会が持つ清廉なイメージとは真逆なダークな世界感。

それに較べると新しいイエス受難のファザードはなぜかアールデコ風の直線を貴重とした

彫塑となっており、これはガウディのオリジナル・イメージとは全く異なる。

私としてはイエス生誕のファザードの流れで作って欲しかったと思うのだけど

ガウディは設計図も描いてなかったし、少ないスケッチなどもスペイン内戦で失ったと聞く。

あやふやなままガウディの世界感をでっち上げるには無理があるので

割り切ってモダン・バージョンでいこう!ということになったのかもしれない。

まあ、それでもこの新しいファザードもその芸術性が低いというわけではない。

巨大なモニュメントとして圧倒的に迫ってくる力がある。

 

 

 

 

 

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スペイン、ベルギーへ

 

 

早めの夏休みを取り、2週間ほどヨーロッパへ行ってきた。

行った国はベルギーとスペインだけですけどね。

ベルギーはブリュセルに滞在して市内観光と郊外のブルージュという小さな古い町へ。

スペインはバルセロナ市内とバルセロナから海岸沿いに列車で1時間の小さな村へ避暑。

久しぶりに写真をまとめて撮ったので編集し終わったものから少しづつアップする予定。

 

 

 

 

ヨーロッパは10年ぶりくらいでほんとに久しぶり。

実はベルギーもスペインも初めて。息子がビジネス・コンサルの会社のプロジェクトで

ブリュッセルに今年の頭から暮らしているので、ベルギーは彼に案内してもらった。

その後、家族3人でバルセロナへ。バルセロナで3日間、精力的に動き、

その後ちいさな海辺の村で4日何もせずボーと過ごした。

 

ブリュッセルからバルセロナは飛行機で1時間50分。

ほぼ南へ下るので、当然気候も全く変わる。バルセロナは完全に南国だ。

街は活気にあふれて、タクシーの運転はクレイジーだった。

地中海の陽射しは強烈だけど、日陰に入ると涼しい。湿度はかなり低め。

市内では主にガウデイの作品というか建物を見て回り、

その他、ピカソやミロの美術館へ行ったり、市内のマーケットなどの探索。

やはりというか当然というか、ガウディには衝撃を受けた。

そのあたりのことも写真をアップした時に書いてみたい。

 

 

 

 

今日の写真は海辺の小さな村、St. Pol de Marのもの。

カメラは相変わらず古いGF1にC Switar AR 25mmをメインに付けて

どうしても広角が使いたい時にだけG Vario 14-45のレンズを使った。

C Switar AR 25mmの写真は四隅が落ちて周辺が甘いので分かると思う。

すべてJPGで撮りPhotoshopで開きフィルターのColor Efex Pro4.0を使用。

心象風景的なアプローチで撮りたかったので観光地的ショットはあまりないかな。

ガウディの写真だけ記録的な意味合いでまともに撮ったものがあるかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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kite festival


 

先週末のヴィクトリア・ディ。

いつもの散歩コースの終点の広場でカイト・フェスティバルが行われた。

海に突き出た小さな岬で、もちろん風通しは抜群。

しかも、この日はこれ以上のベストな風はないというやや強めの風が

途切れることな吹き続け、フェスティバルは大成功の模様。






 

様々なタイプのカラフルな凧が青空に吹かれてボーっと見てるだけで飽きない。

子供を連れた多くの市民が訪れイベントを楽しんでいた。

競技用カイトのデモや子供たちと作るカイトコーナーなど様々な趣向を凝らした内容が

盛り込まれたこのイベントは今年で3回目かな。

ホットドックやドーナツなど出店も増え、去年よりも規模が大きくなっていた。

それにしても、もし風が無かったら、どうするつもりだったのだろう。

この場所、いつも来てるけど、風が吹かない凪の日って、結構、あるのだ。

ギャンブルなイベントではありますね。











 
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