カナダでその日ぐらし20年男、絵と写真の制作メモ
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sooke river | oct 17
JUGEMテーマ:写真日記
 

上流部の様子をチェックしておこうと川沿いを上っていった。年配のフィッシャーとロッドを手に持たずにポイントを指差している男が川に立ち込んでいる。あれ、ガイドのイアンだ。おーおー、久しぶりと笑顔で握手。今日はガイドの仕事でこのスークへやってきたらしい。島のいろいろな川の情報を交換して、先に進もうとすると、ここから先は大きなブラックベアーが数頭目撃されてるから行かない方がいいよ、とのこと。げ、クマか。人を襲うことは滅多にないけど、出来れば出会いたくない。上流部のチェックはあっさりと止めてそこからUターン。イアンも頷いて笑っていた。サーモンのシーズンが終わったら、また彼のスペイのキャスティング・レッスンでも受けよう。

釣りをしていて、ふと後ろを振り向くと樹に看板。なんと、ここの家と土地は売りに出ているのだ。これって、絶対にサーモン・フィッシャー向けに付けた看板だ。だって一般の人はここには立ち寄らないから。5エーカーあって、リバーフロントか。釣りと趣味の農園でもやるなら確かにいい。でもこの川って、BC州が管理しているから別にプライベートの釣り場ではないのだ。本来フィッシャーは他人の土地には入れないけど、川添いは歩いて釣りすることはできる。土地は個人の持ち物でも、川は共有財産なので結局他人が入ってきて釣りをするのは止められないのだ。ここだったらフィッシャーに対してリバーフロントを謳うメリットはあんまりないかもなぁ。自分の敷地からすぐにサーモン・フィッシングできるメリットはもちろん、あるけど。

その時、足場のよい岸の反対側で釣りをしていた。川を横切って戻ってくる途中、100匹くらいの大きな群れを川底に見つけた。自分のところから20メートルくらいか。水の透明度が高いので良く見える。サーモンはまだこちらの存在には気がついていない。まだ河口から上ってきたばかりのフレッシュなグループだ。すかさず川の途中でラインを引っ張り出して思い切りキャストしてフライを群れの頭のあたりに着水させる。カウントを取り、サーモンの層に沈んだ頃にゆっくりとリトリーブするとフックが根掛かりしたような感触があり、その後ラインはツーっと群れから離れて右へ走り出したと思った瞬間、予想を遥かに越えた地点での大きなジャンプ。でかい。たぶん今季のチャムで一番でかい。その後、何と自分の足下へ突っ込んできたと思ったらUターンしてまた群れに戻り、仲間のサーモンたちを蹴散らした。あまりの暴れっぷりに大きな奴の尻尾にフックがスレでかかったのかと思った。口に掛かればいかに大きくとももう少しコントロールが効くはずだ。時間を掛けてジリジリと岸辺へ寄せてランドしたチャムはオスでフレッシュな個体、レギュラーサイズよりも一回り以上でかい。20ポンド弱くらいかな。チャートリュース&ブラックのビードヘッド・ウーリーはしっかりとマウスの端にくい込んでいた。それにしてもあまりに乱暴な釣りだ。群れ目がけてフライをぶち込み、一匹くらいちょっかいかけてくる奴がいるだろう的なやり方。実際、でかいのが手を出してきた。サーモンの釣りは状況によりいろいろとあるのだ。

fishing - -
LQR | fishing Oct. 7
 Little Quilcum Riverは増水だった。それでも月曜日にもかかわらずフィッシャーはそこそこ川に散らばっているようだ。まあね、サーモンのシーズンですから。みんな、誰しも年に一度のこの時期、サーモンを釣りたいわけね。さて、増水して水位が上がれば当然流れも早くなるわけで、各プールともフライをスィウングさせてサーモンのバイトを取る適正スピードを遥かに越えていた。困ったね。とりあえず、いつものお気に入りのプールまで川沿いを歩くと、そこにはすでにフィッシャーがいた。水が高いね、アクションあった?と聞くとノーアクションとのこと。地元のフィッシャーらしく、昨日はチャムが大量に入ってブリッジ下は凄かったよ。そうか、すでにキングサーモンは産卵のためにもっと上流に向かって、今はチャムと入れ替わっている最中なのだ。私としては、もう一度キングサーモンに相手して貰いたかった。
 
 
 
 

上流に緩いプールあるかな?と聞くと20分ほど歩くとたぶん、あるよ、とのことで、そこを目指す。川の至るところに産卵を終えたピンクサーモンの亡骸が散乱している。ピンクは生まれてからたった2年で大人になり産卵し死んでいくのだ。川沿いの浅い緩い流れには、まだ死に切れない腐乱状態のピンクサーモンがヨロヨコ泳いでいる。フィッシャーはこういう場面を何度も何度も見ているから慣れているかと言えば、決してそうではない。そういう光景を見るたびに何かしら考えることがある。サーモンの亡骸が川の栄養になるように、この光景が何かしら自分の心の栄養になればといつも思う。

 
 
 
 

目指したプールは他の場所よりも多少緩い程度で、やはりそこには部厚いカーテンのような流れがあった。それでも流れに緩急があり、たぶん緩いところにサーモンがステイしている可能性があると判断、立ち位置を確認する。SAGE#7 TCXのスペイ•ロッド、ラインはスカジット・スイッチ20フィートの510グレイン、シンクティップはT−14の12フィート、それでもたぶん軽いと踏んでティップの終わりに5ミリほどのスプリットショットを噛ます。それと3フィートのティペットの先のフライの頭にも小さなショットを追加した。フライは赤と黒のゾンカーマラブー。3投目ぐらいか、シンクティップがストップしたので軽くロッドをスッと上げるとサーモンはすでにフッキングしていた。チャムだ。キングの場合は突然、暴走したりジャンプしたりするのだけど、チャムの場合はトルクでズリズリ引きずるようなファイトをする。アクションの範囲は比較的狭いので精神的には余裕がある。それでも10分ほどはやり取りしていたかも知れない。さすがに力はあるので早々、岸には寄ってこない。最後に寄せたサーモンはオスで比較的フレッシュ、15、6ポンドぐらいか。一枚だけ写真を撮って、川に戻れるように暫く緩い流れの中でボディを支えて静かに前後しエラに空気を入れてあげる。そのうちゆっくりとプールの深みに戻っていった。この日は結局、このプールで4、5回当たりがあったのだけど、ランドできたのはこの1匹だけだった。それにしても、この日の釣りは同じチャムを釣った一昨日のスーク・リバーの釣りとは全く異なる。状況が完全に逆なのだ。川の状況判断、システムの選択と釣りの戦略はやはり重要ですね。

 
 
 
 

今日の写真の色調補正のテーマはブルー。青みの効いた写真にしてみた。なんとなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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