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2017.02.01 Wednesday
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カナダでその日ぐらし20年男、絵と写真の制作メモ
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バルセロナ市内のガウディの建物には世界中から沢山の人が訪れる。
私は今回、サグラダ・ファミリア、カサ・バトリョ、カサ・ミラ、グエル公園に
行ってみたのだけど、どこも長蛇の列だった。
世界中の人たちがガウディの作品を観にやってくるのだ。
バルセロナ市にとってはほんとに大きな観光資源なのだと思う。
1人の天才の仕事が今もバルセロナの経済を大きく支えているのだ。
もっともサグラダ・ファミリアの入場料は、今まだ続く建築費用にぶち込まれているから
市がそれによって潤うことはないのかもしれないけど。
そのガウディ、今回初めて4カ所ほど急ぎ足で廻ったのだけどやはり衝撃的だった。
特に最初に観たサグラダ・ファミリアの東側のイエス生誕を描いたサファードには釘付け。
建築物として観るべきなのか、巨大な彫塑の壁として観るべきなの、混乱してしまう。
凄まじいばかりの表現のカオス。教会が持つ清廉なイメージとは真逆なダークな世界感。
それに較べると新しいイエス受難のファザードはなぜかアールデコ風の直線を貴重とした
彫塑となっており、これはガウディのオリジナル・イメージとは全く異なる。
私としてはイエス生誕のファザードの流れで作って欲しかったと思うのだけど
ガウディは設計図も描いてなかったし、少ないスケッチなどもスペイン内戦で失ったと聞く。
あやふやなままガウディの世界感をでっち上げるには無理があるので
割り切ってモダン・バージョンでいこう!ということになったのかもしれない。
まあ、それでもこの新しいファザードもその芸術性が低いというわけではない。
巨大なモニュメントとして圧倒的に迫ってくる力がある。
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