カナダでその日ぐらし20年男、絵と写真の制作メモ
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カサ・ミラ

 

 

 

カサ・ミラはガウディが手がけた集合住宅だ。

市中央の目抜き通りの角地にある建物は、直線は一切使われなず波のような

曲線で構成されている。海をイメージに建築されたと言われる。

彼は設計図は描かずに、10分の1ほどのモデルを制作して現場で職人たちとやり取りし

ダイレクトに建築を進めたらしい。それで構造的な不具合など生じなかったのか、不思議だ。

建築作業はミリ単位の誤差が大きな歪みとなり、建築強度などに影響すると思うのだけど。

 

 

 

 

内部は階段の装飾、手すりのデザイン、ドア回りのモールディングなど

ガウディならでの癖のあるもので、彼の仕事はインテリアを含めた

トータルなものだということが理解できる。アパート内部の間仕切りも

四角ではなくて有機的な曲線になっていて、洞窟の空間を移動しているような感覚がある。

現代人にとって決して明るく過ごしやすい空間ではないのだけど、

母親の体内にいる子供のような安心感に包まれる。

 

 

 

 

屋上には奇妙な彫刻群がある。

階段や排気塔などの機能もあるらしいけど、その意図は装飾的なものだ。

建築から逸脱した立体芸術。これらの塔のモチーフは彼の他の建物である

ダグラダ・ファミリアやカサ・バトリョに共通するするものだ。

彼は建物の屋根の上に奇妙な形のオブジュを乗っける癖がある。

曲線で構成される有機的なデザインは妙な力を持ち観る側に迫ってくる。

例えばこれらを彫刻の森美術館へ置いても、他の作品を圧倒するのではないか。

 

 

 

 

植物が成長する際に生じる曲線ラインや動物の骨のライン、貝殻の渦巻き模様、

蜂の巣の模様など、自然の中にある形から影響を受けたガウディの建築デザイン。

奇抜でありながら観る側の内側にスッと滑り込むその形は

私たちがそれをすでに知覚しているものだからだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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