カナダでその日ぐらし20年男、絵と写真の制作メモ
冬のTofino

年が明けました。今年も宜しくお願いします。

 

年明け感が全く感じられないカナダに住んで23年。

大きなイベントであるクリスマスが終わると

大晦日から新年にかけてはもうフラットな日常である。

ちょっと寂しいような、でもその呆気なさが案外に好きだったりもする。

連れ合いが日本人ならば、おせち料理や餅を食したりするのであろうが

相手がカナディアンである我が家では、私に正月料理に対する熱意が

ないこともあり、普段と変わらない食事である。

考えてみえれば、サンクスギビングとクリスマスにターキーを食する以外、

うちは一年を通じて食事メニューの変化が無いのであった。

 

 

 

 

息子がモントリオールからクリスマスにやってきたので

普段食べない生ラーメンのパックを日本食材店から買ってきて

作ってあげたのが唯一、普段と違う食事メニューであった。

ポークのブロックを買ってきて圧力鍋でチャーシューを作り、

それをラーメンの全面に敷きつめるチャーシュー麺が彼の大好物なのだ。

まあ、私も一緒にランチに2度ほど食べたのだけど、ホリディーが終わると

体重がいきなり2キロほど増えていた。調べてみたらラーメンの麺は

それだけで一人前650キロカロリーあるということで、それに脂を含むタレと

どんぶり一面のチャーシューを加えれば、12、300キロカロリーは軽く超えるはずだ。

ラーメンはとてもおいしいけど、危険な食べ物であるということがよーく分かった。

 

 

 

 

その息子を連れてクリスマス明けに西海岸の海岸トフィーノへ出かけた。

ビクトリアから4時間半のドライブ。ポートアルバーニの町を超えると

山岳地帯に入り、曲がりくねった山道にはかなりの雪が残り慎重にハンドルを握る。

2日間、海岸の前にあるホテルに泊まり、冬の荒れる海を眺めていた。

有名なロングビーチへ出かけてグレー1色の海岸をあてど無く歩いた。

時折、降ってくる雨と風。ジャケットのフードを被り両手をポケットに突っ込む。

かなり高い波がやや沖合でブレークし、白い波は宙に舞う。

 

夏にこの海岸を歩いた印象とは全く違うのだけど、冬の方がいいと思った。

グレーの諧調がとても綺麗なのだ。海岸の樹々、流木は黒に近い濃いグレー。

波や空は白に近いグレー。中間のグレーは海水や砂。写真を少し撮ったのだけど、

グレー1色だからモノクロでも同じかというとこれがかなり違う。

カラーで表現できるグレーは単純にモノクロよりも色調の幅があるのだ。

グレーの中に微妙に赤味や青みが感じられる。

色の無い灰色の世界にはちゃんと色があったのだった。

 

 

 

 

ところでニューヨークタイムスが「2017年、世界行きたい場所」という特集で

このカナダのトフィーノのロングビーチを堂々の第一位に挙げていた。

嬉しいような、でも知られたなかったような、微妙な気分ではある。

今年の夏はアメリカ人が大挙してやってくるかも知れないなぁ。

なんせ今アメリカドルは強いからカナダドルに較べてと3割もお得なのだ。

ホテルの価格も夏は冬の2倍になるしね。世界中からサーファーもやってくるし

人口がどっと増えるのだ。まあ、あの地域の経済の基盤は夏のツーリストが

すべてという部分があるので、これもしょうがない。

 

 

 

 

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